家の外壁や屋根に、小さな穴が空いているのを発見したことはありませんか。
この小さな穴は、見た目以上に深刻な問題を引き起こす可能性があります。
今回は、家の外観を損なうだけでなく、建物の寿命にも影響を与える「ピンホール」について、その原因や見つけた時の対処法を詳しく解説していきます。
ピンホールとは?
ピンホールとは、塗装面にできる小さな穴のことです。
見た目は小さな穴でも、放置すると雨水が浸入してしまい、建物の寿命を縮めてしまう可能性があります。
ピンホールは、塗装の劣化や施工不良など、様々な原因によって発生します。
1:塗装時の気温が適切でない
気温が5度以下になると、塗料が乾燥しにくくなり、外壁材や屋根材などの塗装面と塗料の密着が悪くなります。
その結果、塗装面と塗料の間に空気が入り込み、ピンホールが発生する原因となります。
2:塗料の乾燥時間が短い
気温が5度以上だとしても、メーカーが定める塗料の乾燥時間を守らないと、塗装面と塗料の密着が悪くなります。
密着が悪くなると、塗装面と塗料の間に空気が入り込み、ピンホールが発生する原因となります。
3:下地処理が不十分
既に巣穴(空気が溜まりやすい穴)が多数発生している状態で塗装をすると、塗装後に巣穴からその中の空気が抜けて、ピンホールの発生原因になります。
巣穴がある場合は、下地処理をしっかり行う必要があります。
4:塗膜の厚みが不適切
乾燥時間との兼ね合いもありますが、下塗りや中塗りの塗膜が厚すぎると、塗膜の表面だけが乾燥していて塗膜内部はまだ乾燥していない状態になることがあります。
その場合も、上塗りの密着が悪くなり、ピンホールが発生する原因になります。
5:塗料の希釈量が適切でない
塗料には、水やシンナーなどを混ぜてから使うタイプもあります。
混ぜる量を希釈量といい、メーカーで定められています。
希釈量が多いと、塗料自体が薄くなってしまい、密着する成分も薄くなり密着不良で空気が入りやすい状態になります。
逆に、希釈量が少ないと粘度が強くなりすぎます。
どちらの場合もピンホールの原因になります。
6:塗装道具の選定が適切でない
塗装をする際にローラーや刷毛、スプレーガン等の道具を使いますが、その扱い方や道具の選定ミスをするとピンホールの原因となります。
例えば、刷毛やローラーを間違って使用すると、塗料に泡が立った状態になったり、余計な空気が入りピンホールの原因になります。
ピンホールを見つけた時の対処法
ピンホールを見つけた時は、放置せずに早急に適切な対処をすることが重要です。
放置すると、雨水が浸入し、建物の構造を傷めるだけでなく、シロアリ被害やカビ発生の原因にもなりかねません。
1:施工業者に連絡をする
ピンホールが発生している場合は、症状の大小問わず、まずは施工業者に連絡をしましょう。
そして、実際に業者と一緒に状況を確認し、必要に応じて手直しをしてもらうようにしましょう。
注意点として、ピンホールを見つけても自分で直そうとはしないようにすることが重要です。
もし紙やすりで削ったり、塗料で埋めてしまうなどすると、状況の悪化や保証が適用されないといったトラブルに発展する恐れがあります。
2:保証内容を確認する
念のため、契約時に交わした保証書の内容をチェックしておくようにしましょう。
保証期間や保証の範囲、不具合が起きた際の補修費用などを確認することで、万が一業者側が適切な対応をしてくれない場合でも、お客様の意見を主張しやすくなります。
まとめ
ピンホールは、放置すると建物の寿命を縮め、深刻な被害につながる可能性があります。
ピンホールの原因は様々ですが、適切な施工や定期的なメンテナンスを行うことで、発生を防ぐことができます。
ピンホールを発見した場合は、すぐに施工業者に連絡し、適切な対処をするようにしましょう。
安心して住み続けられる家を守るためにも、ピンホール対策は非常に重要です。
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