K様邸 屋根のケレン作業

【工事内容】

屋根の棟板金(むねばんきん)は、屋根の頂点を覆う金属製の部材で、雨水の浸入を防ぐ重要な役割を担っています。しかし、金属製であるため経年劣化により錆が発生しやすく、また古い塗膜が剥がれてくることがあります。そのまま塗装をしても、新しい塗料がすぐに剥がれてしまう原因となるため、塗装前には「ケレン作業」という丁寧な下地処理が不可欠です。

【作業手順】

  1. 現場確認: まず、棟板金全体の状態を確認し、錆の発生状況や古い塗膜の劣化具合を詳細にチェックします。

  2. ケレン作業: 写真は、サンドペーパー(やすり)を使い、棟板金の表面を研磨している様子です。この作業により、付着している汚れや錆、剥がれかけた古い塗膜を徹底的に除去します。また、表面に微細な傷をつけることで、次に塗る塗料の密着性を格段に向上させる効果(目荒らし)もあります。

  3. 清掃: ケレン作業で発生した削りカスや粉塵をきれいに取り除き、塗装に最適な清浄な状態にします。

【工事結果】

このケレン作業を丁寧に行うことで、塗料がしっかりと密着するための最適な下地が完成します。これにより、塗装後の塗膜が剥がれにくくなり、錆の再発を長期間抑制することができます。結果として、屋根全体の美観が保たれるだけでなく、棟板金そのものの耐久性が向上し、お住まいを風雨から守る機能が強化されます。

【まとめ】

塗装工事において、仕上がりの美しさや耐久性は、この「ケレン作業」のような見えない下地処理の質に大きく左右されます。私たちは、お客様の大切なお住まいを長持ちさせるため、このような基礎的な作業一つひとつに心を込めて取り組んでいます。

屋根の錆や塗装の剥がれなど、気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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